未来の社会とそこでの「生き方」や「働き方」を考える

2050年を「世界で最も悲惨な国」で迎えないために必要なこと

アベノミクスの効果やオリンピックの東京での開催決定など、久しぶりに明るい話題が続く日本ですが、その一方でグローバルな視点から俯瞰してみると、必ずしもこの先に続く未来が明るいわけではないということに気が付くはずです。そんな未来の社会で、私たちはどのように生き、働くべきなのでしょうか。

2011年10月に70億を超えた地球全体の人口は、2050年には90億人を突破すると予測されています。その時点での世界はどのようなものなのでしょうか。『2050年の世界』は、地球人口が90億人となる時点での世界を「メガチェンジ」というキーワードのもと、人間、地球、経済、知識といった4つのカテゴリーから予測している1冊です。本書の中で、世界で最も悲惨な2050年を迎えるのが平均年齢52.7歳の「超々高齢化社会」に苦しむ日本であるとしています。また、中国も同じように少子高齢化に悩み、2025年には人口減少に転じるとしており、世界は2025年にもターニングポイントがあるのかもしれません。

そのもう1つのターニングポイントとなりそうな2025年における、働き方の未来図を描いたのが『ワーク・シフト』です。この先の社会で起こるであろう大きな変化を的確に予測し、精神的な幸福と経済的な豊かさを手に入れるための働き方をどう見つければいいのか。本書では未来を、「漠然と迎える未来」と「主体的に築く未来」という2つに分類したうえで、それぞれの未来像をさまざまな視点から考察します。孤独や貧困から自由になるためにこれから必要となる「働き方」を考えるのにぴったりな1冊です。

このような中長期的な未来図を知ったうえで、私たちは具体的にどのような未来をつくればいいのでしょうか。その「これからどうする」という問いに対しての提案を1冊にまとめたのが『これからどうする』です。政治、経済、国際関係、社会、教育、科学、技術、文化、芸術、メディアなどで活躍する228名による、大胆かつ真撃な提案一つひとつに耳を傾けてみることで、新しい時代を切り開くアイデアが生まれてくるのかもしれません。

『2050年の世界』において、世界で最も悲惨な2050年迎える国は日本であろうと予測されていますが、この先40年間の私たちの行動によりそれは回避できるはずなのです。


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