通常の3倍の原価率で利益を出し続ける超人気レストラン

俺のフレンチ 俺のイタリアン 原価率

日本航空は、9月1日より一部航路で「俺のフレンチ」などを経営する「俺の株式会社」とコラボした機内食の提供を開始しました。「俺の~」シリーズは、約65%という高い原価率で、味とコスパを両立させた人気店です。ここでは同社について書かれた本をご紹介します。

日本航空(JAL)は、「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」などの飲食チェーンを経営する「俺の株式会社」と提携し、9月1日から機内食のリニューアルを行いました。同社監修の機内食を「俺の機内食」と名付け、お客さまにアピールしていく狙いです。対象となるのは、関西、成田、中部空港発のハワイ線エコノミークラスとなります。

 「俺の~」の名を冠した飲食店は現在、都内を中心におよそ20店舗ほどあります。本格的な味もさることながら、圧倒的なコストパフォーマンスが人気の秘密です。通常、飲食店の原価率は20~30%と言われていますが、同チェーン店の原価率は約65%です。一見儲けがほとんど出ないように思えますが、コストカットや高い回転率といった工夫で、利益をしっかり確定させているそうです。

社長はブックオフの創業者でもある坂本孝氏です。その飲食にかける志は、「いい食材をどんどん用いてほしい」、「原材料費は気にせずに湯水のごとくジャブジャブ使ってほしい」という言葉から垣間見ることができます。その経営方針と人物像とは、そして畑違いの分野でも成功を収められた秘訣は一体どんなものなのでしょうか。

興味をもたれた方には、次の坂本社長の著書をご紹介します。また、同じ低価格イタリアンを経営するサイゼリア社長・正垣泰彦氏の著書も、非常に興味深い内容です(二人は週刊ダイヤモンド上で対談も行っています)。食という身近なテーマですので、飲食業に携わっている方だけでなく、すべての方にオススメできます。


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