8月22日に決勝戦が行われた2013年夏の甲子園は、初出場となる前橋育成が優勝しました。優勝常連校が次々と姿を消すなか、準決勝進出の4校中3校が決勝出場経験のない県となったことでも、大いに盛り上がった大会でした。
甲子園を目指す球児たちの物語は、マンガでも定番の人気テーマです。現在、週刊ヤングマガジン上で連載中の『砂の栄冠』もそのひとつ。作者は、ドラマ化もされた東大合格マンガ『ドラゴン桜』の三田紀房さんです。三田さんは、ご自身のサラリーマン経験、家業として継いだ衣料品店の支店長経験などをもとに、“ビジネスマンガ”ともいえる作品を数多く発表しています。それでも、ご本人はやっぱり野球漫画が一番の得意分野なんだとか。
『個性を捨てろ!型にはまれ!』で、2006年にはビジネス書作家としてもデビューした三田さん。「東大なんて簡単だ」と言い放つドラゴン桜の主人公・桜木建二を生み出しただけあって、著書には驚くような方法論や、刺激的で、時には挑発的とも思えるフレーズが並びます。マンガ家としての三田さんのファンはもちろん、ビジネスの突破口を探している方、新たな視点で仕事を見つめなおしたい方にもおすすめです。