9月19日から22日まで、幕張メッセで毎年恒例となる東京ゲームショウが開催されました。今回の目玉は、国内では2014年2月発売予定のソニーのPlayStation4。一足早く新型ゲーム機に触れることができる試遊ブースは連日長蛇の列となり、4日間の総来場者数は過去最大を記録、前年46,444人増の270,197人でした。
また、会場の様子は国内外のビジネスメディアにも大きく取り上げられ、エンターテイメントとしての側面だけでなく、ゲーム産業の影響力の大きさ、そして注目度の高さを改めて示しました。昨今では、経済誌やビジネス番組でTVゲームの特集が組まれることも珍しくありません。産業規模として大きくなっているということのほかに、社会現象を巻き起こしたファミコンの登場から早30年が過ぎ、商品や情報の送り手と受け手、双方にTVゲームに親しんだ世代が増えてきたことも無関係ではないでしょう。
そんな中、ゲームの力をビジネスやマーケティングに取り入れようという動きが活発になっています。ゲーミフィケーションと呼ばれるこの考え方は、ゲームのデザインやメカニズムをゲーム以外の部分に利用して、ビジネスや社会をより良くしていこうというものです。ビジネスとゲームをつなぐ、ゲーミフィケーションに関する書籍などを紹介します。