「ビジネス書とかも読まなきゃいけないと思うんですが、何から読んでいいのかわからないんですよ」というような声をたまに聞きます。
例えば、自分の漠然とした興味が、世間では「マーケティング」と呼ばれているものだとわかっていれば、その棚で何か探したらいいのですが、はじめのはじめはそれがわかっていない状態なので、たしかに、選びようもありません。
しかし、そんな時に役に立つのが「ブックガイド」です。
ビジネス書に限っても、年に数冊は出版されていますので、特徴的なものをいくつか紹介します。
古典も新ネタもバランスよく紹介。定番かも
『2分でわかる! ビジネス名著100冊のエッセンス』は、1冊2ページで計100冊を紹介。1冊に割く分量は少ないのですが、それぞれのエッセンスがきちんとまとめられており、とてもお得な本です。著者のビジネス書作家、水野俊哉さんは、他にもブックガイドを数冊ご執筆されてる方。この分野の第一人者です。
ふんわりゆったりの入門書
上の「2分でわかる!」は、字も少し小さめ&密度濃い目。また、いきなり100冊はちょっと胃もたれしそう、、、という方におすすめなのが、『世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド』。エッセイ調の文章とふんわりした4コママンガでビジネス書のポイントを解説してくれる本です。「自分の場合はこうだった」と、読者目線での体験もたくさん出てくるのがさらに読みやすさを上げています。
読書好き・歴史好きの方はこれ
さらに一風変わったブックガイドがこちらの『巨人たちの本棚 偉大な経営者はこんな本を読んでいた』。有名な経営者が書いた本ではなく、彼らが読んでいた本を紹介するという企画です。井深さんは『ターニング・ポイント』、土光さんは『スチーム・タービン』、、、と、近現代の日本経営史を代表する経営者に大きな影響を与えた名著が紹介されています。ビジネス書は読まないけど本は読むよーという方は、意外とこういうののほうが入りやすいかもしれません。