短期間の学習でも成果を出すための方法

勉強前に勉強法を学ぶ

資格試験、語学検定、大学受験、スキルアップなどなど。社会人になっても、意外と勉強が必要になるシーンはあるものです。しかし、学生時代とは違い時間には限りがあります。そこで、短期間でしっかり効果を出すための勉強法についてまとめた本を紹介します。

『できる人の超速★勉強法』は、シリーズ累計50万部を誇る単行本『できる人の勉強法』『できる人の教え方』『できる人の英語勉強法』の「できる人」シリーズ3冊のエッセンスをまとめ、さらに最新情報を追加したお得な1冊です。勉強法をスピード、暗記、継続などのカテゴリーに分け、その中で壁にあたりやすい内容をピックアップし、問題や課題の解決に役に立つテクニックを厳選して集めています。それぞれのテクニックは図解化されているので理解しやすいのがポイント。時間がないからこそ効率を求める方に、特におすすめです。

さらに結果を出す勉強は、「勉強以前」の勉強法にあると説くのが『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』です。勉強の結果が出ない理由は、自分に才能がないからではなく、質の高い勉強をしていないか、もしくは勉強の量が足りないからであり、この量と質の壁を乗り越えることが大切だとしています。そのためには「やる気」「継続力」「勉強法」「集中力」が必要で、それぞれをクリアする方法を各章にて紹介しています。著者は受験コーチという肩書を持っており、授業を一切せずにやる気を引きだし、受験生を希望大学へ入学させる手腕は、受験生だけでなく、社会人からも支持を得ているそうです。

そして、『東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法』は、ネット生保会社の副社長(現在は社長)を務める岩瀬大輔氏が東大と司法試験合格、ハーバードMBAを上位で卒業するために、どのように勉強してきたのかをオリジナルな勉強法としてまとめたものです。その勉強法を「スロー・イン(Slow-in)/ファースト・アウト(Fast-out)の学び方」と呼んでおり、具体的には、最初はゆっくりと勉強し、その後一気にゴールまで突っ走るというというやり方です。最初はできなかったことがどんどんできるようになり、最後のアウトプットの力が最大限になるという加速式の勉強法と言えるでしょう。

勉強法の本を手に取って見ると、その内容は前段階のテクニックを説いたものが多いことに気が付きました。そして、実際に内容を読んでみると、これらのテクニックは勉強だけでなく、ビジネスのさまざまなシーンに応用できそうだと思いました。学び方を学んでおくと、新しいことに直面したときも「学び方を知っている」ことが、強みになるはずです。


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