JALからLCC、機内食まで、読むだけで飛行機に乗りたくなる

エアラインを深く知るための3冊

海外旅行とは、その国の文化や風習に触れにいくこと。飛行機を使った旅行と、切っても切れないのが航空会社(エアライン)です。旅立つ前に自分が使う航空会社について書かれた本を読んでおくと、旅行に対する期待が高まりそうです。

秋の連休に海外旅行を計画している人もいることでしょう。どのエアラインを使うかを考えるのも、旅行の一部分だと思う人も多いのではないでしょうか。

エアラインと言われて、まず思いつくのは日本のナショナルフラッグキャリアである日本航空(JAL)です。JALは2010年1月に経営破たんして上場廃止、代表取締役会長に京セラの創業者でもある稲森和夫氏を迎えて再生し、2012年9月に東京証券取引所に再上場しました。この一連の流れで、JALの再生更生計画を上回った部分に着目し、破たん前と破たん後では何が変わったのか、社員の実際の行動がどう変わったのかをまとめたのが『JAL再生』です。奇跡の再生とも言われる、「稲森改革」に迫った1冊です。

JALの破たんもそうですが、ここ数年、日本の航空業界は大きな転換期にあります。その1つが、LCCと呼ばれる格安航空会社の台頭です。LCCの代名詞ともいえるのが、1971年に設立されたアメリカのサウスウエスト航空です。『破天荒!』は、創業者の一人であるハーブ・ケレハーという優れたリーダーを軸に、これまでのアメリカ企業の常識を超えた破天荒な基本戦略と、人材を大切にするという企業文化をもって、サウスウエスト航空がアメリカの航空業界で急成長を遂げた秘密を詳しく紹介しています。

エアラインを選択する際の決め手として、機内食を挙げる人もいるでしょう。狭い機内でミールサービスの時間に珍しい機内食やおいしいワインなどに巡り合ったりすると、その先に待っている海外旅行への期待も高まります。機内食でエアラインを選ぶのなら、『みんなの機内食』がおすすめです。LCCの有料機内食から、ファーストクラスまで、約200フライトで実際にサービスされたさまざまな機内食の写真と、それを食べた人110人の皆さんのコメントがまとまっており、誌面見ているだけで旅をしているような気分になれます。


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