自分にもできる気がした!年収100万円からの億万長者入門

たのしい節約+まっとうな投資で資産を作る

きちんと節約して、まじめに投資する。当たり前のことですが、これがお金持ちへの最短ルートのようでした。

会社のお仕事のため、株とか億万長者の本を70冊ほどざっと読む機会があり、これは!と思う本やフレーズがあったのでまとめてみます。

金持ちになるための方程式が『黄金の羽の拾い方』に書いてあった!

まずは、『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』。経済小説家、橘玲(あきら)さんのベストセラーのひとつ。前に読んだことがあったのですが、「お金持ちになるための方程式」がはじめの方に書いてあったのは忘れていたので新鮮でした。

これ。

まぁそれはそのとおりで新しい何かがあるわけではないのですが、「当たり前で大事なこと」こそ忘れがちというか、徹底は難しいものなので、あらためて心に刻むのもアリ!と思いました。腕に彫っておきたいと思います。

『年収100万円からの豊かな』節約はさみしくないらしい。

さて、方程式の前の方をまずなんとかするのですが、収入の方はすぐには厳しいですね。

収入=給料アップは、このご時世なかなか難しいもの。残業が青天井だったり、歩合給でもなければ、来月のを増やすのは不可能です。自分もムリ。(副業はぜひ!検討したいところですね・・・・)

となると、大事なのは、支出をカットすること。なんとなく節約というと楽しくない気分になってしまい、いまいち本気でとりくみにくいのですが、『年収100万円からの豊かな節約生活』は、ちょっとやる気になれる本でした。

著者は、東京大学を卒業して超有名企業に勤めていた(元)エリート。しかし、ストレスの多い会社勤めが性に合わずに5年で退職。以来20年間定職に就かず、工夫を重ねて貧乏を極楽に換える努力を日々されています。

一日の食費は平均たったの500円。ですが、本書が読んでいて面白いのが、ただの「ケチケチ生活」ではなく、使うところにはちゃんとお金を使っているところ。もともとグルメだった著者は、自宅でハーブを育てたりして料理にも調味料などにはこだわってみたり、お金やネットでポイントを貯めたりしてホームベーカリーや家庭用ピザ焼き釜、パスタマシーンなどを購入。いい道具を使って、いかに安く美味しい物を作ることができるか?を楽しみながら研究中。週末には自宅に友人を招き、料理の研究発表(パーティー)を開くこともしばしばだそうです。

ムリムリまとめると、

  • 「楽しい節約」を趣味にする
  • 買い物はメリハリが大事
  • 自炊を楽しむのがコツ

こういうことなのですが、なんかできそうな気がします。

『ほんとうの株のしくみ』がわかれば、株はギャンブルではなくなる!

で、支出けずった後の投資は、やはり「株(個別銘柄)」だろうというのが70冊読んだ結果としての適当な結論です。

株の取引スタイルはいろいろありますが、日中はいちおう仕事もありますので、中長期でぼんやり構えるとしたら、銘柄の選定で頑張るしかないですね。

そこで一番使えそうというか、自分との相性が良かった本が、山口揚平さんの『ほんとうの株のしくみ』。一言で言うと、株価に一喜一憂するのではなく、企業の価値を自分で計算して、自身をもって投資すれば、株式投資はギャンブルではなくなる、ということが書いてあります。

良いポイントがたくさんあるので、くわしくは読んでみたらいいと思うのですが、例えば、「事業価値は営業利益の10倍として計算してOK」というような、理論に基づいたきちんとしたカッチリとした考え方が、実用性たっぷりというか、すぐに使えるフレーズにまで落とし込まれているあたりに、山口さんのすごさがあらわれているような気がしました。

節約も投資も、結局は長続きしないと資産は育たないわけで、山崎さんの本も山口さんの本も、節約あるいは株式投資のプロセスを楽しめそうな点が、実はいちばん大事なポイントなのかもしれません。


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