日本の財政破綻に備えて私たちが今できることは何か
著者
特徴
- 現在の日本の経済政策から「楽観」「悲観」「破滅」の3つの将来シナリオを想定し、その3つのシナリオに共通する最適な投資戦略を紹介
- さらに破滅シナリオにおける3つのステージごとの投資戦略を検討し、金融資産をどのような金融商品に投資すべきかを解説
日本が抱えている借金(公的債務)はついに1000兆円を超え、国の破産である財政破綻(国債のデフォルト)の可能性を誰もが否定することはできないでしょう。しかし、もしも財政破綻が起きるとすれば、それはある日突然襲いかかるのではなく、3つのステージを経て徐々に悪化するとされています。
本書ではそのステージのシグナルと、各ステージにおいてどのような資産防衛策をたてればよいのかを具体的に説明してくれます。
なお、紹介している金融商品は海外投資などのハイリスクなものではなく、手近にある金融商品のみで資産のかなりの部分を守ることができるとしています。また、財政破綻に備えた上級者向けの投資戦略として、FXや金融先物、オプション取引などのデリバティブ(金融派生所品)などを、「リスクを“奇跡”に変える」ものとして紹介しています。
不確実な未来を前に、私たちは「恐れ」ではなく「備え」が必要なのでしょう。
目次
第1部 序
第1章 <近未来小説>日本人を待っていた浅い眠り
第2章 最悪のなかの最善を探せ
第2部 破
第3章 普通預金は最強の金融商品
第4章 たった3つの金融商品で「国家破産」はこわくない
第3部 急
第5章 財政破綻時の資産運用戦略
第6章 経済的リスクを"奇跡"に変える