成果報酬型インターネットメディアのアルバイト求人サイト「ジョブセンス」や不動産賃貸情報サイト「door賃貸」など多数のインターネットメディアを運営しているリブセンスで、CTO(Chief Technology Officer)を務めている平山 宗介さん。今回は、そんな平山さんに、最近読んで面白かった本や仕事に役立った本など、おすすめの本をいくつか教えていただきました。
★社長の村上さんおすすめの本はこちら
「人の上に立つ」ために本当に大切なこと
平山さんご推薦の1冊目は、優れたリーダーになるための法則について書かれている『「人の上に立つ」ために本当に大切なこと』。
昔は技術書を中心に読んでましたが、最近は自分がマネジメントの役割も多く担っているため、リーダーシップ本を結構読んでいます。たくさん読んだ中でも、これが一番自分に合っていると思います。変に堅苦しくなくて、自分に合った言葉で書いてあるんです。あまり本は読み返さないのですが、この本は何度も読んでいますね。また、5冊ぐらい購入して、チームのみんなにも読んで欲しいと配ったりもしています。
うちのエンジニアには、高い技術を持っていることに加えて、デザインやマーケティングへの深い理解を持ち、ディレクションも高いレベルで行えるという人材を求めていて、実際そういう人は多いと思いますね。だから、そういった意味では言われたことをこなすのではなく、自分から考えられるようなリーダーシップが必要で、だからこそ、この本をすすめているという背景があるかもしれません。
Lean Analytics
続いてのおすすめの本は、リーンシリーズの1冊で実践的なWEB解析の洋書『Lean Analytics: Use Data to Build a Better Startup Faster』です。
ベタなので、紹介するのがちょっと恥ずかしいんですが、『リーン・スタートアップ』と同じシリーズの『Lean Analytics』を社内のみんなで読んでいます。日本語版が出ていないと思うので、訳して、要点をまとめてっていうのを、週ごとに繰り返し8人ぐらいでやって、一通り全部日本語に訳したんです。ボリュームがあるので、結構苦労しました。ただ、リブセンスは、ちゃんとメディアを分析して改善するというPDCAを大事にしているので、そういう観点からすると、こういう本ってすごい大事なんですよね。でもこういう本って意外となかなかなくて。だから、これは結構いいなという本です。
LEAN IN
最後のおすすめは、フェイスブックのCOOが書いた『LEAN IN(リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲』。
リブセンスは、いわゆるネットベンチャーのように「よっしゃ!徹夜して働くぞ、おらー」という感じではなく、等身大でちゃんと1歩1歩進んでいこうというのを目指している会社なので、女性社員でお子さんもいるエンジニアもいますし、働きやすい環境をつくるように努力しています。そうは言っても自分は男なので、女性の働き方について考えるきっかけにしたいと思って、読みました。
読んでみると、新しい発見があって、良かったです。そもそも女性は仕事を諦めちゃうとか、家庭に入るべきだとかいうような、文化とか社会性が周りにあるから、女性は前に出れないっていう話しとか。だからこそ、うまく周りのみんなが組織としてちゃんとカバーできるような組織や文化を意識して作っていかないと思っています。
お話を伺った帰りにリブセンスさんの社内にあるみなさん共有の本棚をみせていただきました。たくさんありますね。会社に置くことという決まりはあるそうですが、業務に関連する書籍であれば、申請をすれば全額会社からの補助で購入ができるそうです。
リーダーシップの本や社内のみなさんで英語から日本語に訳したというWEB解析の本など、いろいろとエピソードを交えながらご紹介いただきました。リブセンスのみなさん、どうもありがとうございました!
[耳より情報]
リブセンスさんでは、エンジニアの方を積極採用中とのこと。ご興味ある方はこちらをご覧ください!すてきな会社ですよ。