よみやすさ、面白さで選んだ入門的なビジネス書のいちおしがこちら、『100円のコーラを1000円で売る方法』のシリーズです。
お客さんのいうことに引きずられていた女性営業マンが、商品開発部門への異動を機に「真の顧客中心主義」に目覚め、ヒット商品を生み出すことに成功する・・・という物語仕立てのマーケティング入門書。
続巻・続々巻では、主人公の出世にともない、扱うテーマも「ビジネス戦略」「イノベーション」と、どんどん大きなものになっています。
とても読みやすい本なので、ビジネス書が苦手な方、はじめて読む方にも超おすすめです。個人的には、第4弾「組織戦略がわかる10の物語」で、チームビルディングや人事など会社の中の話についてじっくりと読みたかったのですが、第3弾のオビには「シリーズ完結」とありました。残念。
編集者としては、カバーに置かれるコーラのイラストが、缶、ビン、最後はフタへと変化するのもツボ。違うイラストを入れないと紛らわしいのですが、どれもコーラなので苦労します、、、という話かと想像します。