ブックレビューサイトの老舗「ブクログ」と電子書籍の作成と販売ができるサービス「パブー」のデザイナーとして、WEBやアプリなどデザイン全般を担当している白木 良憲さんに最近、面白かった本や仕事に役立った本など、おすすめの本をいくつか教えていただきました。
★ディレクターの大西さんおすすめの本はこちら
★プログラマーの土谷さんおすすめの本はこちら
Human Interface Guidelines: The Apple Desktop Interface(日本語版)
白木さんご推薦の1冊目は、プログラマの土谷さんから教えてもらったという『Human Interface Guidelines: The Apple Desktop Interface(日本語版)』
1989年に出版されたアップル社のユーザーインターフェイスのガイドラインをまとめたものです。 かなり前の本ですが、「ユーザー中心の設計」という基本理念は現代でも通じる揺るぎないものを感じます。今では見慣れたインターフェースの成り立ちを学べるのもいいですね。
うたう作品集
2冊目は作品集。アートディレクターの森本千絵さんの作品をまとめた本『うたう作品集 MORIMOTO CHIE Works 1999‐2010』です。眺めているだけで、楽しいページがありますね。
デザイナーとしてWEB以外の媒体からも幅広くインスピレーションを得るように心がけています。森本さんの広告は、観た人がわくわくするようなものが多いので、WEBサービスのデザインにも通じるところがあるんです。
箱庭図書館
続いては、小説です。ブクログユーザーさんのレビューを見て興味をもったという乙一さんの『箱庭図書館』。こちらも表紙が素敵です。
この作品はブクログのユーザーさんのレビューを読んで面白そうだったので読んでみました。内容も面白いのですが、一般の方が書いた小説を乙一さんがリメイクして新しい小説を書くというWEBの企画をまとめたものということにも興味を引きました。
スマートフォンのためのUIデザイン
最後は技術書。スマートフォンに特化した最新のユーザーインターフェースについてまとめた『スマートフォンのためのUIデザイン ユーザー体験に大切なルールとパターン』です。
ブクログはスマートフォン用のアプリも提供しているのですが、そのデザインとUI設計をする際にとても参考になりました。スマートフォンのUIについて丁寧にまとめられていて、かなり実践的な内容なのですぐに業務に活かすことができます。
WEBやアプリのデザインを担当されている白木さんらしいおすすめの本でしたね。今回ご紹介いただいた本のいくつかは、ブクログの白木さんの本棚にもあるそうです。素敵な作品集や業務に役立つスマートフォンのユーザーインターフェースの解説書などご紹介いただきありがとうございました!