全自動のクラウド型会計ソフト「freee(フリー)」の開発・サービス提供をしているfreeeで、CEOを務めている佐々木大輔さん。今回は、そんな佐々木さんに、最近読んで面白かった本や仕事に役立った本など、おすすめの本をいくつか教えていただきました。
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Getting More
佐々木さんおすすめの1冊目は、『Getting More: How to Negotiate to Achieve Your Goals in the Real World』。翻訳されたものは、『ウォートン流 人生のすべてにおいてもっとトクをする新しい交渉術』というタイトルで出ています。佐々木さんは、タブレットやスマートフォンでもデバイスを選ばず読む事が出来るKindleで本を読む事が多いそうで、この本もタブレットの画面で、ご紹介いただきました。
「交渉術」の本です。実は、前職のGoogle時代に、著者の研修を生で受けたことがあって。交渉って言ってもビジネスの交渉だけじゃなくて、日々のちょっとした例えば「これ壊れてるんだけど、直してくれ」とかそういうような時の良い例と悪い例がいろいろ載ってるんです。あと、ただ例を載せているだけじゃなくて、「その根本はこうなんだよ」ということが、心理学の側面からも解説してあって、おすすめです。
Inside Intuit
続いても海外で出版された本。『Inside Intuit: How the Makers of Quicken Beat Microsoft and Revolutionized an Entire Industry』です。こちらはハードカバーで読んでいる途中とのことです。
インテュイットという、弥生会計のような会計ソフトを提供しているアメリカの会社の創業者ストーリーです。例えば、最初にアメリカで会計ソフトを売り始めたときに初めて出したダイレクトメールの話しとか、そういうのが書かれていて。昔の話だけど、今とあんまり変わんねえなと思って。面白いですね。
もっとうまくなる!卓球
続いては、なんと卓球の本!『もっとうまくなる!卓球』です。
卓球台は、最近、導入したんですが、卓球を教えてくれる人がいなかったので、勉強しようと思って、本を買いました。ダーツもあるんですが、仕事の後とかにみんなでやってます。こないだは、どこかのイベントでもらったTシャツを賭けてやりましたよ。
LEAN IN
最後のおすすめは、最近読んで良かったという本。フェイスブックのCOOが書いた『LEAN IN(リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲』です。
これはね、すごくいいと思うんです。2つ面白い点があって。1つは女性の社会進出の話し。女性の社会進出って僕は、すごく重要なことの1つだと思っていて。なんでかって言うと、日本って開業率低いとか起業家が少ないとかって言われるじゃないですか。なんだけど、それの1つの原因は女性の社会進出がまだまだできていないことだと思うんです。例えば、シリコンバレーの起業家とかだと、実は奥さんがすごいキャリアウーマンでお金稼いでいて、少し余裕があるから、じゃあ起業するかみたいな人って結構いるんですよね。そういうモデルができてくるためにも、女性の社会進出って重要なんじゃないかなっていうのが1つ。もう1つは、著者の言う国際社会の中でみたアメリカの女性像が国際社会の中の日本人とかぶる気がして、二重に共感したところ。自分たちがあまり主張しないから結局その殻を破れないのではっていう話で。それがすごく国際社会の中の日本人とかぶる気がして、二重に共感しました。
本のお話以外にも、freeeさんを立ち上げた時のお話など、色々とお伺いさせていただきありがとうございました!楽しかったです!